初夏の雨飾山を満喫。キャンプと日帰り登山の山旅にいってきた

笹平から雨飾山の山頂をめざす登山者

2018年7月2日-3日で雨飾山へ行ってきたので、そのレポートです。

梅雨で緑がふかまるこの季節、まっていたのは圧巻のブナ林でした。

ソウジュ

ブナの林がみられる山域はあまり多くないのです…

新潟と長野のあいだの百名山『雨飾山』

まずは、今回の目的地である『雨飾山』について。

雨飾山は、長野県・小谷村と新潟県・糸魚川市のあいだに位置する、1963mの百名山。山頂からは日本海までみとおすことのできる、気持ちのいい山です。

雨飾山の登山ルート

主な登山ルートは2つ。

新潟側の『雨飾温泉』を起点としたルート(青)と、長野側の『小谷温泉』を起点としたルート(赤)です。どちらも登山口のちかくにキャンプ場と温泉があってまぎらわしいですね…

今回のぼったのは、赤で示した『小谷温泉ルート』。

日帰りで十分にのぼれる山ですが、今回はうまく連休がとれたので、キャンプをふくめた1泊2日の登山プランです。

ブナにかこまれた美しい池『鎌池』を散策

初日はのんびりと11時すぎに松本を出発。この日の予定はキャンプだけにして、雨飾山は次の日に日帰りでのぼるプランです。

雨飾山の周辺についたのが13時すぎ。

シーズン的には梅雨ですが、いい天気にめぐまれて暑苦しいほどの気温です。

この暑さのなかではテントをはる気にもならないので、近くの『鎌池』まで足をのばすことにしました。鎌池までは、雨飾山の登山口から車で10分ほど。

新緑の鎌池

鎌池の散策ルート

鎌池のブナ

鎌池は、ブナにかこまれたうつくしい池で、40分ほどでぐるっと1周できる散策コースがあります。

ブナの緑をみあげつつ、のんびりと1周。

人もほとんど訪れない穴場なので、雨飾登山のついでに毎回おとずれている場所でもあります。秋の紅葉も美しいですよ。

雨飾山登山のあとに寄るのもおすすめです!

登山口すぐの『雨飾高原キャンプ場』でキャンプ

登山口の『雨飾高原キャンプ場』にもどってくると、時間は15時すぎ。

平日にもかかわらず、雨飾山からはどんどんと登山者がおりてきます。ぜんぶで20名ほどいたでしょうか。秋の紅葉シーズン以外は人のすくない山かと思っていましたが、そんなこともないようですね。

まだまだ明るいですが、我慢できないのでキャンプをスタート。

雨飾高原キャンプ場

キャンプとくれば、夕食はもちろんバーベキューです。

平日のこんなに明るい時間からビールをのんですみません。

バーベキューの肉

バーベキューの鮎

バーベキューの焼きしいたけ

「いい肉をすこし。魚もすこし。野菜はジューシーに。」個人的にはこんなバーベキューが大好きです。

ヤマワカ特製の『焼きしいたけ』については、こちらにレシピを書いたので、ぜひ試してみてください。

しいたけのバーベキューダシのウマさ反則級!バーベキューでつくる絶品『焼きしいたけ』

普段は暗いなかでのバーベキューが多いのですが、明るいと焼加減もよく見えていいですね。

ダラダラと3時間ほど食べ飲みしつつ、夕暮れとともに就寝です。

雨飾山登山口の駐車場

ブナの林をぬけ、いざ雨飾山へ

翌朝は日の出とともに起きだして、ごはんを炊きました。

朝まったりとできるのも前泊のおおきなメリットですね。

白米と梅干し

ついでに昼ごはんのおにぎりを作って、7時まえに登山スタート。朝のんびりしすぎて遅くなってしまいましたが、コースタイムはのぼり4時間くだり3時間ほどなので、焦る必要はありません。

この日も平日でしたが、やはり10人ほどの登山者がいました。

雨飾山の登山道

雨飾山のブナ

のぼり始めてすぐに、ブナの林をぬけていく登山道になります。

じつはブナの林を楽しめる山ってあまり多くなくて、長野だと、新潟との県境あたりでしかおめにかかれません。

ブナ平

ブナのうつくしい森をぬけて、のんびりと標高をあげると、やがて『荒菅沢』にでます。

残雪の荒菅沢と切り立った岩稜帯

初夏の荒菅沢

荒菅沢には、たっぷりと残雪がのこっていました。平坦な残雪なので、軽アイゼンの出番はなし。

正面にみえている鋭角の岩峰が、雨飾山の山頂です。カッコいい。

沢をわたると、登山道は急登になっていきます。地面もズルズルしていて、あまり歩きやすい感じではありません。

雨飾山の登山道

写真がまったく残っていないのですが、登山道はこのあと、切り立った岩稜帯をぬけていきます。

ハシゴなどもあって、飽きることなく歩くことができました。

雨飾山の岩肌

岩と緑が同居する様子がほんとうに美しいです。

この緑が赤く染まる秋も壮観ですよ。

 

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日本海をのぞむ山頂部

岩稜帯をグイグイのぼると、景色がガラッとかわって、笹の平地がひろがります。ここが『笹平』。

笹平から雨飾山の山頂をめざす登山者

このあたりから、日本海も見えてきます。

正面のボコっとしたのが雨飾山の山頂ですね。

笹平をぬけていくと、雨飾山の岩肌が近づいてきます。

雨飾山の山肌

さいごの登りをおえると、そこが雨飾山の山頂です。

ガスに隠れかかっていますが、日本海が見えました!ぼくは長野県の出身なので、「山から海が見える」というのがなかなか新鮮です。

雨飾山の山頂

雨飾山の山頂からみた笹平

振り返ると、あるいてきた笹平がみえます。この天空に浮かんでる感も雨飾山ならでは。

山頂でおにぎりと味噌汁の昼食をとったら、ゆるゆると下山にかかります。

雨飾山の旬は秋じゃなかった?

下山中、ソロのオッチャンとすれ違いました。聞けば、雨飾山に何十回も訪れているベテランのよう。

いろんな面白い話をしてくれてしばらく立ち話をしていたのですが、なかでも印象的だったのが、「雨飾山のいちばんいい季節は、5月末だ」という話。

雨飾山といえば秋が有名ですが(『百名山』の生みの親・深田久弥が「雨飾山は秋の山」と書いたことに由来するのでしょう)、本当にいいのは、まだ残雪にすっぽりとおおわれた5月だというのです。

その時期になると、笹平から上部だけ雪がとけて、山頂部のさいごの登りがすばらしいお花畑になるんだとか。しかも、見頃は1週間しかないとのこと。

タイミングがかなり限られてしまいますし、雪ののこる季節はルートも登山の難易度もまったく違ってきますが、つぎはぜひ5月末のお花畑を狙ってみたいなと思いました。

山にはそれぞれ旬があるので、その山の良さをいちばん感じることができる時期を狙って登る、そんな登山がしてみたいものです。

まとめ:見てキレイ、歩いてたのしい雨飾山

今回が2度目の雨飾山でしたが、じつはこの山、ぼくを『登山』という沼につきおとした張本人。

大学最後の秋に、フラッとのぼった紅葉の雨飾山が綺麗すぎて、ぼくは登山にハマりました。

今回はキャンプと登山でのんびりと満喫しましたが、こういう登山も大いにアリ。

ブナがあり、沢があり、岩があり、笹原がある登山道はあるいていて楽しいですし、岩の迫力と緑のやわらかさをあわせもった山容もすばらしい。

アルプスや八ヶ岳とはまた違った味わいのある『雨飾山』は、なんども訪れたい山のひとつです。

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