意外と知らない!登山用ヘッドライトの4つの使いかた

登山用のヘッドライト

ここでは、登山用のヘッドライトの使いかたをまとめました。

ヘッドライトは登山の必需品なので持っているひとがほとんどだと思いますが、あまり使う機会はおおくないですし、使っても白色光のみでほかの機能は使ったこともない、という登山者もたくさんいるでしょう。

じっさい、ぼくも使うのは白色光や赤色光のふたつくらいではありますが、救難信号としての使いかたなども知っておくと、いざというときに安心ですよね。

ここでは、知っておくとためになるであろう、ヘッドライトの4つの使いかたをご紹介します!

「登山するのにヘッドライト持ってない…」とギョッとしたひとは、つぎの登山までに用意してください!おすすめはペツルの『ティカ』というモデル。

ヘッドライトの4つの使いかた

ここで紹介する4つの使いかたは以下のとおり。

  • 白色光の使いかた
  • 赤色光の使いかた
  • 室内灯(簡易ランタン)としての使いかた
  • 救難信号としての使いかた

それでは順に見ていきましょう!

登山用ヘッドライトの白色光の使いかた

ソウジュ

これはもはや説明するまでもないような…。

いちばん基本的な使いかたで、ほとんどのひとが使ったことがあると思います。電源ボタンを押すと、まずつくのが白色光です。

基本的には、行動中に使うライト。明るさはコンディションにあわせて調節しましょう。

明るくしすぎると目への負担がおおきくて疲れますし、まわりのひとにも迷惑。そのうえ、電池の消費も激しくなります。

むやみに明るくするのではなくて、必要な明るさに調節して使いましょう。

登山用ヘッドライトの赤色光の使いかた

登山用ヘッドライトの赤色光

登山用ヘッドライトのほとんどモデルでは、赤い光と白い光の切り替えができるようになっています。

赤色光はあまり眩しくなく、目へのダメージがすくない(可視光線のなかではエネルギーが小さい)ので以下のようなシーンで有効です。

  • 山小屋やテント場でまわりの人が寝ている、もしくは寝ようとしているとき
  • 夜に星をみたり、写真を撮ったりしたいとき
  • 野生動物を観察するとき
  • 濃霧(雪)のとき

山小屋やテント場での就寝時間帯の前後

山小屋やテントで寝ようとしているときに白色光で照らされてとても眩しかった、という経験はないでしょうか。就寝の前後のタイミングでは、赤色光をつかうのがマナーです。

ソウジュ

じっさいには白色光をガンガンつかってるひとが多いのが現状ですけどね…

使っている本人にとっても目へのダメージがすくないというメリットもあります。なのでぼくはテント場や山小屋ではほぼほぼ赤色光しか使いません。

星をみたり、夜に撮影しているとき

夜に星をみたり写真を撮ったりするときにも、赤色光が有効です。

たぶんおおくのひとに経験があると思いますが、星って外にでてすぐよりも、すこし時間がたってからのほうがよく見えますよね。

これは『暗順応』といって、明るいところから暗いところへいくと、目が暗さに慣れるまでにすこし時間がかかることに由来します。「暗いところに目が慣れる」なんて言いますが、まさにそのとおり。

赤色光はその性質上、『暗順応』を維持したままつかうことができますが、白色光はいちど使ってしまうとふたたび暗順応するまでにかなりの時間がかかります。ですので、星を見たり写真を撮ったりするときには赤色光をつかってあげたほうがスムーズです。

野生動物を観察するとき

また、野生動物を観察するときにも、赤色光のほうが望ましいです。

ムササビなど夜行性の動物の観察ツアーで、赤いセロハンをかぶせた懐中電灯をつかったことはないでしょうか。赤い光は動物への影響がすくないんですね。

これは、夜行性の動物には赤い光をとらえるセンサーがなく、赤色光が見えづらいことに由来しているようです。

濃霧(雪)のなかで行動するとき

さらに、行動中にも例外的に赤色光をつかうときがあります。

それは、濃霧のとき。

波長の性質上、濃霧のときには赤色光のほうが遠くまで光が届きます 。車のフォグランプとおなじ原理ですね。

ヘッドライトを簡易ランタンとして使う

ヘッドライトをつかった簡易ランタン

ヘッドライトは、テント内などで簡易的なランタンとしてつかうこともできます。

そのままつかうと明るくなる範囲はかなり限定的ですが、水やビニール袋をかぶせてあげることで光が乱反射して、広い範囲を照らしてくれます。

テント泊でランタンを忘れたときなどに重宝します。

登山用ヘッドライトで救難信号を送る

ヘッドライトがあれば、非常時に救難信号を送ることができます。

マンガの『岳』でも、クミちゃんが遭難してヘッドライトで救難信号をおくったら、三歩さんが助けにきてくれるシーンがありましたよね。

いざというときに使えるテクニックなので、ぜひとも覚えておきましょう。

ヘッドライトでの救難信号(SOSの合図)の送りかた

救難信号を送るには、1分ごとに点灯と休憩のサイクルを繰り返します。これは万国共通のSOSの合図です。

具体的なタイミングは以下のとおり。

  • ステップ1
    10秒に1回点灯(1分間)

    10秒に1回のサイクルで、6回点灯させます。1分たったら、次のステップへ進みます。

  • ステップ2
    休憩

    つぎの1分間はヘッドライトを点灯させずに待ちます。

  • ステップ3
    10秒に1回点灯(1分間)

    10秒に1回のサイクルで、6回点灯させます。1分たったら、次のステップへ進みます。

  • ステップ4
    休憩

    つぎの1分間はヘッドライトを点灯させずに待ちます。

  • この繰り返し!

ヘッドライトでの応答信号(SOSを受け取った合図)の送りかた

応答信号(SOSを受け取った合図)を送るときにも、1分ごとに点灯と休憩のサイクルを繰り返します。救難信号とはタイミングがすこし違うので、こちらも覚えておきましょう。

  • ステップ1
    20秒に1回点灯(1分間)

    20秒に1回のサイクルで、3回点灯させます。1分たったら、次のステップへ進みます。

  • ステップ2
    休憩

    つぎの1分間はヘッドライトを点灯させずに待ちます。

  • ステップ3
    20秒に1回点灯(1分間)

    20秒に1回のサイクルで、3回点灯させます。1分たったら、次のステップへ進みます。

  • ステップ4
    休憩

    つぎの1分間はヘッドライトを点灯させずに待ちます。

  • この繰り返し!

もし山でSOSの合図をみかけたら、応答信号をおくって、できる限りのことをしてあげましょう。

まとめ:登山用ヘッドライトを使いこなそう!

たった4つだけですが、意外と知らなかった、という知識もあったのではないでしょうか。

せっかくなのでここで覚えて、より快適・安全な登山に役立ててください!

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