【初心者むけ】登山の服装と選び方、おすすめアイテムまとめ

槍ヶ岳の山頂

ここでは、登山初心者にむけて登山の服装(ウェア)について解説します。

  • どんな服装で登山すればいいのか分からない
  • おすすめのウェアやアイテムが知りたい

こんな悩みをもつ初心者はすくなくないですし、登山ウェアは値段も高いので「一気にはそろえられないけど、どれから買えばいいんだろう」といった悩みもありますよね。

この記事では、

  • 登山にはどんな服が必要なのか
  • 選ぶときのポイントとおすすめアイテム
  • どんなもので代用できるか

という3つのポイントにそって、登山の服装をわかりやすく説明していきます!

登山の服装まとめ

まずは「どんな服が必要なのか」をチェックしましょう!

登山ウェアと服装

アイテム 優先度 予算の目安(円)
レインウェア ★★★ 15000~40000
防寒着(フリースなど) ★★ 8000~20000
速乾Tシャツ 3000~5000
ロングパンツ 5000~15000
靴下 ★★★ 2000~3000
替えのシャツと靴下 5000~8000

『優先度』についてはあとで説明しますので、ここでは気にしないでください。

ヨウコ

意外と少ないな…本当にこれで大丈夫なの?

ソウジュ

基本はこれでOK!シーズンによっては帽子や手袋もあったほうがいいね

登山中は重ね着で温度調節する

登山は体温の変化が激しいアクティビティ。あるき始めは寒いですし、登っているときは暑く、そして稜線にでれば風で一気に冷やされて寒くなります。

そこで大切になるのが、ウェアを重ね着したり脱いだりして体温を調節すること(登山用語で『レイヤリング』といいます)。

つまり、いくつかのウェアを組み合わせることでいろんな状況に対応するんですね。なので、アイテムの数自体はそんなに多くありません。

ソウジュ

シーズンによって袖の長さやウェアの厚さを変えることが多いです!

登山の服は全部そろえなくてもOK

もちろん予算があるならば専用の登山ウェアを買いそろえるのがベストですが、予算がなければ無理して買おうとしなくて大丈夫。

足りないものは代用できますし、レンタルサービスだってあるんです。

スポーツウェアなどで代用する

登山もスポーツの一種。専用のものほどの快適さは期待できませんが、スポーツ用のウェアでも十分に代用することができます。

具体例については下の表にまとめたので、持っているもので使えそうなものがないかチェックしてみてください。

また、上の表の『優先度』は「★★★=登山専用のものが必要」・「★★=専用のものが望ましい」・「★=代用品でもOK」というイメージでつけています。予算が足りない場合は「★★★」のついているものから順に買っていくのがおすすめです!

アイテム 代用品の例
レインウェア
防寒着 ウルトラライトダウン(ユニクロ)
速乾Tシャツ スポーツ用のTシャツ(ポリエステル100%)
パンツ スポーツ用のジャージ
靴下

登山用品のレンタルサービスをつかう

登山用品のレンタルサービスを使えば、10000〜15000円ほどでレインウェアやフリース・登山靴などをセットでレンタルすることができます。

登山の服がすべてそろうわけではありませんが、コストの高いアイテムがレンタルできるので「いちど登ってみたいけど、本格的に登山をつづけるかは分からない」というひとにはおすすめです。

登山用品レンタル そらのした

ソウジュ

前置きが長くなりましたが、ここから具体的に登山に必要なウェアをチェックしていきましょう!

レインウェアの選び方とおすすめ

よく「山の天気は変わりやすい」といわれますが、登山に雨はつきもの。晴れ予報でも、そして実際に晴れていても、レインウェアは登山のマストアイテム。絶対に用意してください。

雨がふっているときはもちろん、ふっていないときに風をふせぐウェアとしても使えます。防寒着のうえから着れば暖かさがグッとアップしますよ。

登山用レインウェアの選び方

レインウェアをえらぶときのポイントはこちら。

  • ジャケットとパンツが分かれていること
  • 透湿性があること
  • 防寒着のうえから着られるサイズ感
  • サイドファスナーがあること(パンツ)

上下でセットになっているものと別売のものがあるので注意してください。

ヨウコ

透湿性って?

ソウジュ

汗(水蒸気)をウェアの外側に逃がしてくれる機能だよ!

『ゴアテックス』という単語を聞いたことはありませんか?

防水性と透湿性のある素材として有名なのが『ゴアテックス』。値段はちょっと高いですが、ゴアテックスをつかったレインウェアはとてもおすすめです。

レインパンツのサイドファスナーは、あるとないとで使い勝手に天と地ほどの差があります。サイドファスナーがあると登山靴をはいたまま着たり脱いだりできるので、ストレスがすくなくて便利です。

初心者におすすめの登山用レインウェア

コスパ重視でおすすめなのはミズノの『ストームセイバー』。富士登山での使用率がナンバーワンというレインウェアです。上下セットなのでお財布にも優しいですね。

『ゴアテックス』をつかったレインウェアでは、モンベルの『ストームクルーザー』がおすすめです。こちらもコスパが高いので多くの登山者に愛用されている定番のウェア。上下別売なので注意が必要です。

登山の防寒着の選び方とおすすめ

防寒着は、体温調整のキーとなるウェアです。こまめに脱ぎ着することで体温を保ちましょう。

「暑くなりはじめたら脱ぐ」「長い休憩のときは着る」など、状況をすこし先読みして調整すると快適に過ごせますよ。

防寒着の選び方

防寒着の素材には『ダウン』と『化学繊維』の2種類があります。それぞれのメリットとデメリットは以下のとおり。

素材 メリット デメリット
ダウン 軽い・コンパクト 濡れに弱い・高価
化学繊維 濡れにつよい・安い 重い・かさばる

どちらも一長一短ありますし、おなじメーカーでも厚さや暖かさの違うモデルがたくさんラインナップされています。迷うかもしれませんが、まずは薄手で化学繊維のものが多用途につかえておすすめです。

あまり大きなサイズは選ばず、体にフィットするものを選びましょう。とくに海外メーカーのものは肩まわりや腕まわりのサイズ感が独特なので、気をつけてください。

初心者におすすめの防寒着

モンベルのクリマプラスは値段もお手頃で初心者に使いやすい定番フリース。

また、予算があればパタゴニアの『R1ジャケット』がとてもおすすめ。絶妙な厚さで使い勝手が最高です。ガイドさんの使用率も高いベストセラー。

速乾Tシャツの選び方とおすすめ

登山のインナーとしては、速乾性のあるTシャツがベストです。アウトドアメーカーからもいろんな商品がでていますが、スポーツメーカーのものでもOK。

登山用速乾Tシャツの選び方

  • 綿(コットン)素材のものは避ける
  • ポリエステルかウールのものをえらぶ

登山用のTシャツは、とにかく『素材』に気をつけてください!

ふだん着ているTシャツはほとんどが『綿(コットン)』。汗や雨でぬれると乾かないので体温を奪われてしまいます。

ポリエステルが使われているスポーツ用のものかアウトドア用のものを選んでください。アウトドアメーカーのTシャツでもコットンのものがあるので要注意です。

また、登山用のものには『ウール(羊の毛』を使ったものや、ウールとポリエステルのハイブリッドもあります。

素材 メリット デメリット
ウール 匂いがつきづらい・保温性 比較的乾きづらい・高い
ポリエステル 速乾性・安い 匂いがつきやすい・保温性はあまりない

気温の高い季節はポリエステル、ひくい季節にはウールやハイブリッドがおすすめです。

登山におすすめの速乾Tシャツ

コスパ重視で選ぶならばモンベルのウィックロン。

予算に余裕があればパタゴニアの『キャプリーン』がおすすめです。ちなみにキャプリーンには厚さによって「ライト・ミドル・サーマル」がありますが、いちばん薄手のライトが使いやすいです。

登山用パンツの選び方とおすすめ

登山は何時間も足を動かしつづけるアクティビティ。見落としがちですが、地味に重要なアイテムです。

登山用パンツの選び方

ロングパンツでもハーフパンツでもいいですが、以下のことに注意して選びましょう。

  • 綿(コットン)のものは避ける
  • ストレッチ性があるもの
  • 脚にフィットしているもの

まず、Tシャツと同じく、綿のものはさけてください。

足を高くあげたりしゃがんだりしたときにストレスのない、ストレッチのきいたものを選びましょう。また、ダボダボしていると靴や草木にひっかかるので、シルエットがスッキリしたものがベターです。

ロングパンツもしくはスポーツタイツ+ハーフパンツというスタイルの登山者が多いです。

おすすめの登山用パンツ

ロングパンツならノースフェイスの『アルパインライトパンツ』が超おすすめ。ちょっと高いですが、シルエットがとても綺麗なので街でも使えます。

ハーフパンツのおすすめはパタゴニアの『バギーズショーツ』。こちらも街でも海でも使えるマルチショーツなので、1枚あると重宝します。

タイツはC3fitの『エレメントロングタイツ』がコスパが高くておすすめです。

登山用靴下(ソックス)の選び方とおすすめ

ヨウコ

普段の靴下じゃだめ?

ソウジュ

靴下は専用のものがいいよ!

登山の持ち物講座』でも解説しましたが、登山では足の実測よりも1センチほどおおきいサイズで靴を選びます。これは下山時に指先があたるのをふせぐためなのですが、ここでふつうの靴下をはいてしまうと、靴と足のスキマが埋まらず、靴擦れやあたりの原因になります。

また、長時間歩行では靴下の厚み(クッション性)も大切になってきます。

登山用靴下のえらびかた

以下の3点を満たしていれば大丈夫です。厚さについては、はじめは中厚のほうが使いやすいかもしれません。

  • サイズが合っていること
  • ウールを使っているもの
  • 中厚か厚手のもの

登山用靴下のおすすめ

登山者に人気があるのが、スマートウールのPhDシリーズ。

また、個人的にはフォックスファイヤーの『ゼロドライソックス(厚手)』を愛用しています。

ソウジュ

「雨でびちょびちょになってしまった」というケースに備えて、予備の靴下とTシャツもあわせて用意しておきましょう!

まとめ:無理なく、賢いウェア選びを!

さて、登山の服装の基本はここまでです。

「複雑で難しそう」と思われがちの登山ウェアですが、意外とシンプルで簡単だったのではないでしょうか。ここでは初心者むけに基本なところに絞って説明してきましたが、登山のウェアってじつはそんなに難しいものではないんですよね。

ただ、ひとつ誤解しないでほしいのは、「簡単だから適当でいい」というわけではないということ。山で悪天候になってしまうと、ウェアの良し悪しが生死をわけることがあります。

とくに、この記事で紹介したアイテムは『絶対に用意するべきマストアイテム』ばかり(真夏でも防寒着は必要です)。解説したポイントをおさえつつ、しっかりと準備するようにしてください。

すべて買いそろえるにはお金がかかりますが、代用したりレンタルしたりすれば初期費用もグッと抑えることも可能です。予算に合わせて、無理せずに準備してくださいね!

登山用品レンタル そらのした

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